チャン・マリーの香港熱病日誌〜2000年黄金週間

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               5.2

マカオ・ジョイ!の巻


マカオにおり立つ


今日は朝から雨が本格的にしとしと降っている。どうしようか迷ったが、やっぱり当初の予定通りマカオに行くことにする。部屋の金庫にしまったパスポートも今日は必要だ。
上環で地下鉄を降りて標識に従って歩けば、難なくフェリー乗り場に着いた。自動券売機のようなものは見当たらない。改札らしきものの向かい側に旅行代理店のような店舗があったので、そこで「to Macau」と言ってみる。すると、もうあと出発まで15分しかない便のチケットをくれた。1人片道130ドル(帰りはなぜか131ドル)。ガイドブックでは、出国審査などがあるため最低30分前までにチケットを買うよう指南しているが、今日は平日のせいか手続きはスムーズで全く余裕で乗船した。マカオ行きの船はいくつか種類があるけれど、我々が乗ったのはジェット・フォイルだ。きのうランタオ島へ向かう船から眺めた感じでは、海面上を滑っていくように見える乗り物だ。客室では中国の団体さんが大声ではしゃぎまくり、とてもにぎやか。

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ジェット・フォイルのチケット→


小1時間でマカオに上陸。入国審査も難なくOKだ。しかし、フェリー・ターミナルの外に出て、ちょっとまいった。客引きの嵐だったからだ。ともかく我々はタクシー乗り場を探すのだが、彼らが「チャリンコ、チャリンコ」(日本語)とうるさく付きまとって、小生としたことが少々ビビってしまった。レンタ・サイクルかと思って見れば、輪タクだ。こんな雨の日にやめてくれ。小生がキョロキョロしてる間に、パトロン氏は中国の団体さんのあとをついて行ってしまう。すると輪タクの運ちゃんが「オクサン、チガウチガウ」とこれまた日本語で呼び止める。おおおおお? タクシーに乗って少し落ちつき、地図を出して街の中心部にある「八角亭」を指す。ここでは小生の言葉はさらに通じない。広東語とポルトガル語の世界だ。

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